ブラボー!

みなさん、こんばんは。

経理用語で言う経常外費用のようなイレギュラー対応が最近多かったので、

なかなかブログを更新できず申し訳ございませんでした。

ストレス発散のためにも、昔から興味があることはどんどん体験しているので、

遊んでばかりのように思われるかもしれませんが、お仕事もきちんとしているので、ご安心ください。

サッカー観戦も大好きなのですが、先程のバーレーン戦に勝ってFIFAワールドカップ2026出場が決まりましたね。

とても嬉しいです。日本代表の選手のみなさん、応援しているサポーターのみなさん、おめでとうございます!

では、今月体験したことを全部は書けませんがかいつまんで記しておきます。

・美術展【異端の奇才-ビアズリー展-】@三菱一号館美術館 2025.2.15-5.11

英国のオーブリー・ビアズリーはワイルド著「サロメ」の挿絵などで成功しますが、持病の結核が悪化し、

1898年に25歳という若さで他界しています。そのビアズリーの初期から晩年までの作品、約220点の展覧でした。

白と黒の色面からなる大変緻密で繊細な作品ばかりです。

斬首の描写など不穏な気配も濃厚なのですが、ホラーを超越して洗練されたアートになっています。

その点はホラー漫画家の伊藤潤二の作品と似たものを感じています。

ちなみに、昨年、世田谷文学展で開催された伊藤潤二展にも行きましたが、海外からのお客さんも多く大人気でした。

また緻密さでは、画家・絵本作家のヒグチユウコの作品と似たものも感じています。

ヒグチユウコ展も一昨年の森アーツセンターギャラリーに行っていますが、こちらも大人気でした。

自分でも、ちょっとグロくてアートに昇華されている作品が好みなんだと思います。

余談ですが、三菱一号館美術館は毎月第二水曜日は「マジックアワーチケット」で、一般の方は全員1,600円と

お安くなります。当日の17時以降に美術館チケット窓口でのみ販売されますが、窓口まで20分くらい並びますし、

ロッカーは空いていないし、グッズ売り場も大混雑でレジまで20分ほど並びます。

今後は定価を払って混雑していない日を選んだ方がいいのか考えてしまいました。

・展示イベント【Sony Park展2025】@Ginza Sony Park Part1.2025.1.26-3.30 Part2.2025.4.20-6.22

約3年間の工事期間を経て、2025年1月26日にGinza Sony Parkがグランドオープンしました。

Part1は、YOASOBI、Vaundy、羊文学のプログラムです。

Part2は、BABYMOBSTER、Creepy Nuts、牛尾憲輔のプログラムです。

どれも無料ですが、完全予約制で1回の予約で1つのアーティストのプログラムしか体験できません。

私はインディーズの頃からライブに行っている大好きな羊文学という3ピースバンドのプログラムに行ってきました。

「ファイナンスは、詩だ。」をテーマとするこのプログラムは、羊文学が生み出した楽曲・歌詞と光や水が融合し、

より楽曲の世界に入り込めるような特別な音楽体験になります。

全部で30分かからないイベントでしたが、ボーカルのモエカちゃんの朗読も聞けたし、初めての体験で面白かったです。

来月からPart2が始まりますので、興味のある方はお早めに予約してみてください。

私はこのイベントの後、東銀座の方に新しくできたスターバックスギンザハウスのB1Fの紅茶専門店「ティバーナ」に寄りました。

「リザーブ」も2Fに入っているので、コーヒー党の方はこちらへ。

中目黒の「リザーブロースタリー東京」は是非1回行ってみてください。

ロースタリーは世界4カ国に6店舗しかない特別なスタバですが、コーヒーの焙煎所もあってちょっとしたテーマパークです。

目黒川沿いのテラスからはこれからの時期、お花見もできて更に混雑するでしょうね。

テラスの頭上には飛行機が飛んでいて、異国のお客さんもたくさんいて海外のようで楽しくてオススメな場所です。

ここでしか売っていない限定のコーヒーもあって、2種類飲みましたがどちらも個性的でとても美味しかったです。

・歌舞伎【三月大歌舞伎 通し狂言 仮名手本忠臣蔵】@歌舞伎座 2025.3.4-3.27

松竹創業130周年を寿ぐ通し上演で、亡き主君の仇討ちを見事果たして江戸を賑わした衝撃的な事件

「赤穂浪士の討入り」を題材とした全11段の大作。

虚実が入り混じるドラマチックな展開で、四十七士の仇討ちまでの困難や、彼らを取り巻く人々を大胆且つ鮮やかに描き上げた

屈指の人気作です。

夜の部だけでも、16:30から始まって、幕間も挟んで21:02に終演という長丁場ですが、全く飽きませんでした。

私の前の席に、異国の方がカップルで座っていらして、同時通訳みたいなタブレットをレンタルされていました。

私はそのタブレットに興味津々だったのですが、カップルの女性の方が途中で歌舞伎に飽きてしまわれて、

中座して帰ってしまいました。日本の文化や忠臣蔵を理解していないとなかなか難しいと思いますが、

最後が華やかで圧巻なので、最後を観ていただけなかったのが残念です。

それはさておき、感想としては主役の愛之助の存在感にびっくりしました。

テレビでしか観たことがなかったので、こんなに華やかでファンも多いことを初めて知りました。

奥様も拝見したかったですが、お見掛けしませんでした。

また、襲名前からファンの女形の時蔵も相変わらず所作が美しく、眼福でした。

今回もとっても満足して帰途につきました。

・美術展【ヒルマ・アフ・クリント展】@東京国立近代美術館 2025.3.4-6.15

スウェーデン出身の抽象画家の先駆者、ヒルマ・アフ・クリントのアジア初となる大回顧展です。

全て初来日となる作品約140点が出品されていました。

音声ガイドは先入観を持ちたくなくてあまり借りないんですが、今回はナビゲーターが大好きな女優さんの

趣里ちゃんだったので、久しぶりに借りてみました。

アフクリントが多用しているHというアルファベットには高次元の意味があるとか、同じく多用している

黄色と青色は、黄色が男性性のシンボルで青色が女性性のシンボルだということも音声ガイドから教わりました。

ゴッホも黄色と青色を多用しますが、その意味もあったのかと今更思った次第です。

また、アフクリントが自分の死後20年間は作品を公にしないで欲しいと遺言していたことなど、

知識欲を刺激する情報も多く、借りて良かったと思いました。

作品は、やはり高さ3mを超える10点組の絵画「10の最大物」が圧巻です。

10枚目の「老年期」が私は一番感じることが多かったのですが、皆同じことを感じるようで、

最後のグッズ売り場では「老年期」のポストカードだけ品切れしていました。

ヒルマ・アフ・クリント財団の理事長が、彼女の作品は一般公開せずに「精神の探究者」たちだけに

見せるべきだと主張しているようです。

確かに、アフクリントも自身を芸術家というよりも神秘主義者として認識し、

時に自分の作品を通して星界とつながっていると考えていたので、作品もそういった傾向が見受けられます。

その後、近代美術館所蔵作品展【MOMATコレクション】にも寄って帰りました。

2F~4Fまで和洋折衷の絵画や彫刻や写真などの作品がたくさん展示してあって、ここだけでも見応えがあります。

気に入っている、リウーファンやボナール、イケムラレイコ、須田一政、村上隆などの作品も所蔵していて、

ここでもかなりの時間を費やしましたが、気候が良かったのもあって、心身共にリフレッシュできました。

絵画などには本当に助けられています。感謝しています。

最後に、30年前の今日、オウム真理教の地下鉄サリン事件がありました。

今でも後遺症に苦しんでいる方がいらっしゃいます。若い方は巧妙な勧誘などに騙されないよう、充分気を付けてください。

断れなくなったら、周りの大人に相談しましょう。きっと助けてくれます。

私たち大人も決して風化させてはいけない問題です。気を引き締めましょう。

そろそろ開花宣言が出ますね。

みなさん全員が心穏やかに楽しく幸せ満開の春をお過ごしくださいますように。

今週も良い一週間を!

おやすみなさい。

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