食中毒

みなさん、こんばんは。

お元気でお過ごしですか?良い天皇誕生日でしたか?

いろいろ忙しくてブログを書けずにいたら、軽い食中毒にかかってしまい、更に書けずにいました。ごめんなさい。

やっと落ち着いたので、かいつまんで最近経験したことなどを記しておきます。

・【三菱一号館美術館 異端の奇才 ビアズリー展記念講演会】@コンファレンススクエアエムプラスサクセス(三菱ビル)

ビアズリー展共同企画者でもあるヴィクトリア・アンド・アルバート博物館学芸員のゾリアン・クレイトン氏の講演会でした。

ヴィクトリア~博物館はロンドンにあって、今度是非行ってみたいと思っている博物館です。

講演会は、解説が素人にもとてもわかりやすく、クレイトン氏のお人柄の良さもよくわかる好感の持てる会でした。

この講演会を聴いた後に同日にビアズリー展を観たかったのですが、この後すぐに歌舞伎を観に行く予定も入っていたので、

ビアズリー展自体は来月観に行く予定にしています。

この講演会も無料のイベントでしたが、すぐ定員に達したようです。スタッフのみなさま、ありがとうございました。

・【猿若祭2月大歌舞伎】@歌舞伎座(東銀座)

ビアズリー講演会会場が有楽町だったので、終わってからすぐに歩いて東銀座の歌舞伎座へ移動しました。

お目当ては坂東玉三郎演じる「阿古屋(あこや)」です。

「阿古屋」という演目は、傾城(けいせい)という上級の遊女である阿古屋自らが、

琴・三味線・胡弓の三曲を舞台で演奏するという趣向が眼目の演目です。

3つの楽器の弾き分けをはじめ、傾城の気品や色気、恋人を想う心理描写も表現しなければならず、

阿古屋は女方屈指の大役と言われています。

上級の遊女の役ですし、物語の進行上も演奏のミスが許されません。

お客さんも皆、固唾を呑んで玉三郎を見つめ、歌舞伎座全体が物凄い緊張感に包まれていました。

そんな時に、私の近くの客席で何回も大きな咳をしている方がいて、あまりにひどいので、

周りの方も白い目で見ていましたが、一向に一時的に場外に出るといった配慮が見受けられませんでした。

幕間にその方に注意しに行こうかと思ったくらいの観劇マナーの悪さでした。

歌舞伎限らず、どんな舞台やコンサートでも、観客側のマナーは大変大切だと思います。

玉三郎とは比べ物になりませんが、私も発表会で集中が切れるとミスをしやすいので、

こんなひどい客がいる中で高度な演奏をし、繊細な演技までしなければいけない玉三郎に心底同情していました。

しかし、流石の玉三郎、全く動じもせず、見事に全ての楽器を優雅に弾きこなし、恋心まで表現して魅せたのです。

その舞台度胸と佇まいの美しさに強く感動しました。どの世界も一流の方はやっぱり凄いです。感服しました。

その後の「人情噺文七元結」も大好きな世話物の演目ですが、勘九郎と七之助では初めて観ました。

登場人物がみんないい人で、笑いあり涙ありで、結末がわかっていてもやっぱり泣けてしまいました。

吉原の近くで生まれ育った私にとっては、歌舞伎に出てくる町も親近感があります。

今回も行って良かったです。若い頃から歌舞伎を観に行ってつまらなかった記憶がありません。

また、特筆すべきは、歌舞伎座の上品なスタッフさんたちです。

リーズナブルな3階席の客であり、カジュアルな装いである私にも、歌舞伎座のおもてなしをちゃんとしてくださいます。

ロッカーのご案内なども、追いかけてきて教えてくださるくらい丁寧で、いつも感謝しております。

なので、お若い方も決して馬鹿になどされませんので、お気軽に歌舞伎に行ってみてくださいね。

・映画【ザ・ルーム・ネクスト・ドア】ペドロ・アルモドバル監督/ティルダ・スウィントン、ジュリアン・ムーア主演

2024年に公開されたスペインとアメリカの映画で、第81回ヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞を受賞しています。

アルモドバルの作品が昔から好きで(オール・アバウト・マイ・マザー、トーク・トゥー・ハー、ボルベールなど)、

今回は監督重視で選んでみました。

安楽死を望む女性と、寄り添う親友の最後の数日間の物語です。

重いテーマだし、自分ならどうするかと自問自答せざるえを得ないような映画なので、気楽に観る部類の映画ではないのでしょう。

けれど、アルモドバルらしく、色彩豊かで上質なアートのような作品でもあります。

カナダ出身のグザヴィエ・ドラン監督作品も大好きで全作品を観てきましたが、彼の作品にも同じものを感じます。

たまたまですが両名共にゲイの方です。ゲイの方は芸術的な才能に溢れた方が多いように思います。

若い方で、自分を強くしたい方や、自己肯定感を高めたい方、今の自分を変えたい方などには一人行動をお勧めします。

私も若い頃、強くなりたくて、多くの友人や知人との連絡を一切断ち、一人で富士山に登ってみたり、国内や海外の一人旅やトレッキングに行ったりしていました。

誰にも依存せず自立した人間になりたくて、一人でできることは何でもやってみようと決めていました。

そこまではきつかったら、先ずは映画を観に、映画館に一人で行ってみませんか?

一人って決して孤独ではないんです。誰かと一緒にいるのに孤独を感じる時の方が、圧倒的に絶望的に孤独なんです。

一人は自由と可能性とに溢れています。そして一人でいる強さが身に付くと、不思議と大切な友人や知人が増えていきます。

一人で過ごす楽しさと、みんなで過ごす楽しさの両方を経験してもらいたいと願っています。

他にも、猫展を観に行ったり(2/22日は猫の日)、原宿のフェンダーというギターのお店にTシャツを買いに行ったりと、いろいろしています。

大好きな斉藤和義が同じくギターブランド双璧であるギブソンコラボのギターを弾いたりするので、ややギブソン派ではあったのですが、

先日フェンダーのスタッフさんの神対応を経験し、すっかりフェンダー派になってしまいました。

こちらの都合で、数人のフェンダーのスタッフさんにお世話になったのですが、全員親切なことに感激しました。

ちなみに、フェンダーオンラインには載っていない商品が店舗にはあったりするので、できれば店舗に行ってみてください。

お店が出来たばかりのときのような大混雑はもう収まっているので、ゆっくり観ることができると思います。

とにかく、どんな場所でも人が一番なのです。人の力は大きいです。

ブログをさぼっていたので、長くなって申し訳ございません。

会社のことは諸々が決定されて落ち着いたらご報告しますが、取り急ぎ、ハラスメントの両名はお辞めになるそうです。

ある方が、警察の司法の手を下さなかったとしても、その人たちには天罰が下るだろうと言っていました。

私もそう思っています。

みなさんにはハラスメントや災いなど絶対に起こりませんように。

私の大切な人たちや私自身にも、今後は決して起こりませんように。

心から願っています。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

おやすみなさい。

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