みなさん、こんにちは。
いよいよ年末ですね。今年も1年お疲れさまでした。
みなさんは良い1年でしたか?
私は激動の1年で、気が付いたら12月になっていました。
さて、今年の11/15日にアップした公益法人会計基準についての続報です。
100件集まれば効力を発揮すると考えられていたパブリックコメントが、なんと609件寄せられたそうです。
それなのに、パブリックコメントへの回答もせずに12/20日に改定が決定されてしまいました。
何のためのパブリックコメントなのでしょうか?国民の意見を全く取り入れない政府(内閣府)でいいのでしょうか?
有名な会計士の辺士名厚先生(ヘントナアツシ先生:後述)も、パブリックコメントが異例の件数にも関わらず、適用時期ありきの決定は虚しいし情けないとおっしゃっています。
今後の実務の無駄な動きは国民の損失レベルとまで言及なさっています。私も実務担当者として強く同意します。
このようなことが強硬突破されてしまう世の中でいいのでしょうか?おかしくありませんか?内閣府は国民の血税で成り立っているのではないですか?
内閣府は後日、パブリックコメントの公開と回答を行うとのことですが、どう考えても順序が逆です。
下に内閣府のサイトを貼っておきます。
辺士名厚先生は清泉監査法人の代表をされていて、公益法人会計の第一人者である有名な会計士の先生です。
先生も内閣府に反対のご意見を出しています。素人にも問題点が非常にわかりやすく書いてあるので、ご参考までにサイトを貼っておきます。
インフォメーション | 公益法人・一般法人専門の清泉監査法人(東京都中央区銀座)
公益法人の数は令和5年12月1日現在で、9,711法人しかありません。
株式会社数に比べたらとても少ないので、国民のみなさんの注意が向きにくいマイノリティな存在です。
公益法人には関係のない方でもご協力くださっている方には感謝申し上げます。
内閣府からのパブリックコメントへの回答がアップされ次第、また報告させていただきます。
別件ですが、みなさん全体にも関係することと言えば、経理担当者に多大な実務負担をもたらしているインボイス(適格請求書)制度です。
埼玉県議会では12/20日に、自民党県議団などが制度の廃止を求める意見書案を提出し、賛成多数で可決されました。
白土政調会長は「中小企業の負担は政府が思っている以上に大きい。政府への批判ではなく、地方の声を届けるべきだという判断だ」と述べられています。
住民基本台帳カードも役に立たないまま平成27年12月で終了しています。誰が制定したのでしょうか?皆に負担を強いた責任は誰が取るのでしょうか?
マイナンバーカードも、国民ID(身分証明書)と健康保険証を一体化させている国は、先進7カ国(G7)では日本だけなんです。
ナチスが強制収容所でユダヤ人に番号を割り振って管理した負の歴史もありますし、個人の自由が侵害される恐れもあります。
実務経験もないお偉いさんが机上の空論で無意味な改定をすることによって、日本中の実務担当者が苦しめられています。
自分自身もそうですが、いろいろな事案について、国民はもっと真剣に考えたり調べなくてはいけないですし、政府に対してもっと怒っていいと私は思います。
日本は誰のものですか?日本は誰のためにあるのでしょうか?
私は革命家気取りをする気もないし、そもそも知識も乏しいし、みなさんご存知のとおり、年齢の割にとても未熟です。
私よりも見識が深い方はたくさんいらっしゃるので、みなさまのご教示を仰ぎながら、自分なりに少しでも日本が良い国になるよう努力したいと思っています。
小さな自分ごときが何をしたって世の中は何も変わらないんだとみんなが諦めているから何も変わらないし、悪い政治家の都合のいいように改悪されてしまっています。
私はこれからも世間の笑い者でいいと思っています。笑い者なりにできることがあると思っています。
ささやかな人数でも、私のブログで何かを考えてもらえたらありがたいことだと思っています。
いつも長文乱文をお読みくださって本当にありがとうございます。
ちょっと重い話が続いてしまったので、この後に気分転換のブログをアップしてブログ納めとしたいと思います。
年末のご挨拶はまたその時に!